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Cisco L2SW(catalyst)の初期設定


Cisco L2SWの初期設定(最低限の設定)

 

参考にしたサイト様


https://beginners-network.com/catalyst_config_first.html

 

準備するもの


1. コンソールケーブル
2. スイッチ
3. RS232C-USB変換アダプタ
4. 設定用のPC(Windows)
5. COM通信ができるソフトウェア(teraterm)

設定


1. 初期化用のダイアログを使用するか?と聞かれるので「no」を入力する
2. 以下の設定を順に行う
  ※ // 行はコメント。実際には入力しない

// 1. 特権モードへ移行する
>en
// 2. configモードへ移行する
#conf t

// 3. ホスト名を設定する
// 3.1.ホスト名を設定する
(config)#hostname {ホスト名}

// 4. コンソール接続時のパスワードを設定する
// 4.1. line console(0番目) の編集モードに入る
(config)#line console 0
// 4.2. パスワードを設定する
(config-line)#password {パスワード}
// 4.3. ログインできるように設定する
(config-line)#login
// 4.4. line console 編集モードから抜ける
(config-line)#exit

// 5.各パスワードの自動暗号化を有効にする(show run でパスワードが暗号化された状態で表示される)
(config)#service password-encryption 

// 6. 特権モード(en)に移行する際のパスワードを設定する
(config)#enable secret {パスワード}

// 7. 設定したパスワードに誤りがないか確認する
// 7.1.configモードを抜ける
(config)#exit
// 7.2.ログアウトする
>exit
// 7.3 ログインする
// 7.4 特権モードに移行する(パスワードを入力し、設定したパスワードに誤りがないか確認する)
//       ※間違っていたらスイッチを再起動する(設定がリセットされるため、1.からやり直し)
>en

// 8.configモードに移行する
#conf t

// 9. vlanの設定を行う
//     ※今回はセグメント分けを行わないためデフォルトのvlan1のみ設定する
//         →標準ですべてのポートはvlan1に属している
// 9.1.vlan(1)設定モードに入る
(config)#int vlan 1
// 9.2. IPアドレスを設定する
(config-if)#ip address {IPアドレス} {サブネットマスク}
// 9.3. vlan1を有効にする
(config-if)#no shutdown
// 9.4. vlan編集モードを抜ける
(config-if)#exit

// 10.デフォルトゲートウェイを設定する
(config)#ip default-gateway {デフォルトゲートウェイのIPアドレス}

// 11.sshを有効にする
// 11.1.ユーザ・パスワードを設定する
(config)#username {ユーザ名} password 0 {パスワード}
// 11.2.ドメイン名を指定する(sshを設定する場合は必須)
(config)#ip domain-name {ドメイン名}
// 11.3.鍵を作成する(鍵の長さを要求されるので、作成したい鍵の長さを指定する - 1024、2048など)
(config)#crypto key generate rsa

// 12.仮想端末0にsshで接続できるようにする
// 12.1 仮想端末(0)の編集モードに移行する
(config)#line vty 0
// 12.2.SSHを使用で接続するように設定する
(config-line)#transport input ssh
// 12.3.ログインを有効にする
(config-line)#login local
// 12.4 仮想端末(0)の編集モードを抜ける
(config-line)#exit
// 12.5. 同時に1人しか接続しないのでvty 1~15は無効にする
(config)#line vty 1 15
(config-line)no login
(config-line)#exit

// 13.タイムゾーンを指定する
(config)#clock timezone JST 0 9

// 13.ntpサーバを設定する
// 13.1.ntpサーバを設定する
(config)#ntp server ntp.nict.jp
// 13.2.正しく時間が取れているか確認する
// 13.2.1 configモードを抜ける
(config)#exit
// 13.2.2. 同期状態を確認する(設定してから少し時間がかかる)
#sh ntp associations 

// 14.編集内容を確認する
#show archive config difference nvram:startup-config system:running-config

// 15.設定内容を保存する(startup-configにコピーする。これによりスイッチを再起動しても設定が維持される)
#copy run start

// 16.configを確認する
// 16.1.実行中のconfig
#sh run
// 16.2.保存されているconfig
#sh start

 

以上で設定完了。