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いくつか小説をまとめ買いしたので読んでみた

★1:購入したことを後悔した本
★2:面白くなかった本
★3:面白かった本
★4:お勧めしたい本
★5:出会えてよかった本

 

なくなれ、群青 ・・・ 河野裕


★★★★☆

若干、少しだけ消化不良なところはありましたが面白い作品でした。
途中までは日常ミステリーのような形で話が展開していましたが、
ラストあたりからファンタジー色が濃くなる印象を受けました。
途中から「夢落ち」展開かなと思いましたが・・・。
購入してよかったと感じた作品でした。

君は月夜に光り輝く ・・・ 佐野徹夜


★★★★★

恋愛要素が強い作品ではありましたが非常に楽しむことができました。
※調べてみるとコミック判もあるようです
ラストはハッピーエンド的な終わり方をするのかなと思って
読み進めていたがそんなことはなかった。
それでも後味が悪くなるような終わり方ではなく、
結構すっきりとして感じで終わります。
この作者の他の作品も読んでみようと思いました。
※ほかの作品を探していましたが新作は出していないようですね
 とりあえず過去作をいくつか購入してみようと思う

 

スマホを落としただけなのに ・・・ 志駕晃


★★★★★

こちらは映画化された作品ぽい。
登場人物も濃く、特にラストで明らかになる主人公の素性については
全く予想できませんでした。
※改めて読んでみると伏線はありましたが
また、情報に関する危険性も書かれておりSNSで情報は発信されている方は
読んでおいて損はない小説かなと思いました。

月まで三キロ
八月の銀の雪 ・・・ 伊与原 新


★★★★★

短編集。
基本的には暗い話から始まりますが、
きっかけとなる人物に出会うことで少しだけ前に進める、
そんな感じの話が詰まっている小説でした。
常時落ち着いた内容の小説でしたが文章も面白く、
気が付いたら2冊とも読み終わっていました。
また、小ネタとして散りばめられている科学的?な会話も
非常に面白かった。
なんとなく手に取った小説でしたが購入してよかったと
感じています。
他の作品も購入する予定。

 

東京奇譚集 ・・・ 村上春樹


★★☆☆☆

今更ではありますが、
有名な作家ということで手に取ってみました。
最後まで読んでみましたが正直私には微妙でした。

 

ノルウェイの森(上・下) ・・・ 村上春樹


★☆☆☆☆

話題になった作品のようでしたので購入してみた。
正直、東京奇譚集の件があるのであまり期待はしていませんでしたが、
それ以上でした。
まず、致命的なの文章が面白くない。
表現がまわりくど過ぎて読むのが苦痛だった。
また、魅力的な登場人物もいなかったので
掘り下げて心情とかを考える気にもならなかった。
とはいってもせっかく購入したのだからと読み進めていましたが、
下巻の中盤以降は流し読み(会話部分のみ読む)して終わらせました。
私はこの方の小説とは相性が悪いようだと認識しました。

 

天地明察 ・・・ 冲方丁


★★★★★

算術が好きすぎる御城碁を生業としている人物が主人公。
碁及び算術を通して知り合った関係者との話が非常に面白く、
一度に読み切ってしまった。
もう少しじっくりと読んだ方がよかったと若干後悔している。
また、時間を空けて読んでみようと思う。

 

沖で待つ ・・・ 絲山秋子


★★★☆☆

短編?が2本書かれた作品で、頁数も100程度なのでさくっと読めた。
内容としては少し不思議なのほほんした話。
大きな揺らぎがある作品ではないですが面白かった。

 

ナミヤ雑貨店の奇蹟 ・・・ 東野圭吾


★★★★★

1話を読んだ限りでは空き巣犯達が主人公であったため、
あまり良い印象を受けなかった。
また、1話が中途半端なところで終わり、2話目が冒頭を読んだ時点では
全く別の話?になったかのように感じたのでさらに消化不良が残った。
この時点でも読みやすく、内容自体は面白かったのであたりかな、と
思っていたが、引き続き読んでいくと話が繋がっていることがわかり、
徐々に話に引き込まれていった。
章毎の時間の流れについても面白く、時間に迷うこともなかった。
最後は1話の主人公達の話で完結し、ナミヤ雑貨店の不思議な現象に
ついての解明はされないもののすっきりと読み終えることができた。

 

星の子・・・今村夏子


★★★☆☆

新興宗教に嵌った両親の子供が主人公の物語。
怪奇要素はないものの個人的にはホラー小説を読んでいるような感覚でした。
内容自体は面白かったのですが伏線っぽいものを散りばめながらも
全く回収しないところがもやっとしました。
現実では物事が明確になることなど滅多にないので、あるいみ現実的なのかも
しれないが、もう少し説明やヒントがあるとよかった。
また、物語の最後も中途半端なところで終わっておりもやっと感が残った。
「後は読み手の想像におまかせします」なのか・・・。

 

恍惚の里・・・飯島勝彦


★★★☆☆

主人公が実家(農家)にUターン帰省するところから物語は始まる。
内容としては田舎での生活が淡々と綴られており、
特に浮き沈みのない内容だった。
個人的に少し残念の感じたのが、
 ・どんな人物がいて、どのような関係性・構成なのかが頭に入ってこなかった
 ・物語を見失うことが多かった
こと。
映像作品であればもっと楽しめたのかも。

 

氷の華・・・天野節子


★★★★☆

ミステリー小説だとは知らずに購入した本。
種類は愛憎劇的な内容。
話の流れとしては犯人(名前も出てくる)側と刑事側の話が今後に展開されるという形式で、
作者のミスリード?も面白く、上手く誘導されてしまった。
特に、疑惑を読み、制裁の出だしで「えっ?」と思わせてもらったところが非常に面白かった。
裁判あたりを読んだ後でどのように収拾をつけるのかと思っていましたが、
収まるところに収まったという形でした。

 

白銀ジャック・・・東野圭吾


★★★☆☆

ナミヤ雑貨店が面白かったので同じ著者の別の作品を何冊か購入してみた。
スキー場をテーマにした脅迫系の事件物小説で内容を面白かった。
ただ、最後はハッピーエンドで終わりを迎えるのですが、
ラストはご都合主義すぎやしないかと感じました。

 

雪煙チェイス・・・東野圭吾


★★★☆☆

舞台は白銀ジャックと同じスキー場で
白銀ジャックの主要メンバーも登場する。
白銀ジャックと同様に推理ものではありませんが面白かったです。
構成やラストの締めは白銀ジャックと同じなので、
白銀ジャックが楽しめるなら、こちらの本も楽しめる内容ではないかと思います。

 

八咫烏シリーズ 1巻~2巻(鳥に単衣は似合わない~)


★★★☆☆

1巻~2巻はファンタジー版の大奥のような作品
1巻:大奥の世界を姫側の視点で書いた作品
2巻:1巻を皇側の視点で書いた作品

※現在、3巻読み中。


残りの未読本


・八咫烏シリーズ(4~5)
・その他6冊